昔、祖母の家で飼っていたドルちゃんという犬がいました。
ドルちゃんはとても愛嬌が良く、でも怒ると怖かったです。
私は小さかったし少しおびえていたけれど、ドルちゃんは色々、
考えていたようでした。自分が怖いのかと叫ぶのを止めていたことも
ありました。そんなわんこはとても正直で犬らしいタイプでした。
音を出すとけたたましく吠え、それは驚くだろうといっているようでした。
少し、人間味のようなものも見えました。自分が元気がないと元気がなく見えました。
内心を思ってくれる犬がいるとは思いませんでした。
そんな犬が身近な存在で自分を元気づけてくれました。
けれどそんなわんこも、死期が近づき元気がなくなってきました。
私は元々犬嫌いでしたが、そのわんこは思い出深く、心に入り込んでいました。
そして眠るように亡くなったのです。本当に、少しずつという感じで、
老衰のようでした。良いことをしていたから眠る感じになったのかもしれません。
皆を悲しませることなく徐々に消え失せたわんこを忘れることが出来ません。
色んなわんこを見ますが、とても神秘的な犬だったように思います。
とはいえ皆思い出があると思います。
生き物はそうやって思い出深くても去ってしまうので悲しいことですが、
私たちにかけがえのないものをもたらしてくれます。
自分もそのような重要な人物になれるよう頑張りたいです。